NOISE SYNDROME

読みながし音楽ブログ

もしかしたら最強かもしれない日本語ロックバンド─鳴ル銅鑼─

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俺の趣味の1つにカラオケがあるんだけど、そのついでにカラオケ屋で流れてるアーティストのCMを見るのも好き。

全然知らないアーティストがたまに出てるから後でチェックするのが意外に楽しいんだ。

今回取りあげる鳴ル銅鑼もそういうアーティストの1つ。

 

・とりあえず音源を聴こう


鳴ル銅鑼 / 金津園 - YouTube

 

世界観が独特すぎる。

イントロからすごく期待させてくるんだけどサビに入っても盛り上がりきらない。名状しがたい不思議な違和感がある。「味がある」なんて言葉では収まらない。

 

こういう書き方したら悪いようにとられるかも知れないので一応言っとくけど、この盛り上がりきらない感じはたぶんわざとやってる。

曲調がシンプルで妙にテンションが低いけどそのおかげでボーカルが際立っている。

ちなみに動画概要欄によると日本語の響きに拘っているらしい。言われてみれば歌詞に外国語がほとんど入ってない。

めちゃくちゃ歌重視のバンドじゃん。

 

最近のバンドはテクニカルな演奏をしたりポップで親しみやすい雰囲気を演出したりした云わば曲重視のものが多い。そうじゃないと有象無象だらけのバンド界隈では目立ちにくいのかもしれない。

そんな状況下で鳴ル銅鑼はそういうバンド達とは一風変わったアプローチをしている。

うん。

実に変なバンドだ。

 

・そもそもメンバーがおかしい

ウィキペディアのメンバー紹介が面白かったのでそのまま載せておく。

三輪和也

(唄、六弦) 犬とチョコをこよなく愛する、現代に蘇った平安時代の貴族。 実家のペットであるフレンチブルドッグ中臣鎌足(なかとみのかまたり)と名付けるなど、時折前世の記憶がフラッシュバックすることがある。

蒲 信介

(六弦) ZONEの音楽の影響を受けてギターを始めるが、実際は幼少期にバッハと呼ばれていたことから恐らく楽器を持つ前から彼の音楽は始まっていたのかもしれない。 父親がUFOと交信できるらしい

グローバル徹

(四弦) 前世がわかるという占い師から、前世が中国人の殺人鬼であることを告げられたことがある。 元々はバイオリニストではあったが、弦の数が一緒ということと、平安時代の貴族からのオファーによってベースを始める。 本名はグローバル徹

岩田遼平

(太鼓) ゲームセンターのドラムマニア出身であることが実はちょっと恥ずかしく秘密にしたいらしい。 毎回CDのリリースの度、クレジットを変えることとなっており、本人曰く「正直めんどくさい」と語っている 趣味は人とドラムを叩くこと

 

(出典元↓)

 

書いた奴正気か?

 

・最新のMVも世界観全開


鳴ル銅鑼 / イケスカナイ (Official Music Video) - YouTube

 

最初に見せたMVは5年前の物。それに比べたらずいぶん垢抜けて今風のオシャレなMVになってる。

 

でもバンドのスタイルは全然変わってねえ

 

かたくなに無理をしてない演奏にはむしろ好感がもてる。

そしてボーカル。相変わらずの強烈な個性の塊で巻き舌が凄い。これが平安貴族か。やベー奴じゃん。

 

・今後もこのスタイルを貫いてほしい

癖が強いのは確かなんだけど、正直すごく面白いバンドだと思う。個性的という観点で見れば最強。歌中心で世界観作ってるバンドなんてそうそう無い。

鳴ル銅鑼は最近のバンドの中では唯一無二という点で他の追随を許していない。と言うかバンドとしての系統が他のロックバンドと違いすぎる。同じ土俵に立ってない。

同じスタイルの競合他社がいないことを鑑みれば鳴ル銅鑼がこれから一躍有名になる可能性は意外と高いんじゃないだろうか?

 

興味を持った人は公式サイトをチェックしよう。

 

〈鳴ル銅鑼 official site〉

http://www.narudora.jp/index.html

 

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高音厨滅ぶべし─高音厨対策講座─

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・高音厨ぶっ殺したい

これは強い殺意殺意殺意殺意殺意殺意殺意だ

強い殺意殺意殺意殺意殺意殺意殺意だ

これは強い殺意殺意殺意殺意殺意殺意殺意だ×5

ここ最近、高音厨に対する殺意で頭が初期化しそう。

脳内BGMはDEZERTの「殺意」。

 

高音厨なら誰でも殺したいわけじゃないよ。

ミックスボイスとかヘッドボイスをきちんと使って綺麗に歌ってる高音厨はいい。むしろ声の出し方教えてほしい。

問題は高音を出すことに意識向けすぎて原曲の魅力と他人の鼓膜を破壊しにくるタイプの高音厨だ。

高音出したいだけなら猿の檻にでも入って鳴いていろ。

 

(以下、高音厨の嫌いなところまとめ)

 

・高音厨のここが嫌い

〈その1:単純にうるさい〉

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高い声の出し方は大きく分けて2つ。ミックスボイスのような技術で出すやり方と単に大声を張り上げるやり方だ。

自称高音出せるマン達がやってるのは後者。

これがまあうるさい。

声カッスカスのくせに音量超デカい。小学校に置いてある調子の悪いスピーカーでももうちょっとマシ。聞いていられない。

あとボカロを原曲キーで歌おうとしてキリギリスの断末魔みたいな金切り声で歌う奴もよくいるな。あれもうるさいし耳が痛くなる。

ボカロの原曲キーなんて女でも出すの難しいんだから無茶すんなよ。喉痛めるだけだぞ。

 

〈その2:原曲ブレイカー〉

「その原曲をぶち殺す!」

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略してそげぶ!

 

いやいや、ふざけんな。

高いだけで音程外しまくりだしリズムもとれてない。そんな原曲の良さを殺すような歌い方して意味あると思ってんのか?

お前らの好きな有名歌い手にそんなことしてる奴いるか?

いないだろ?

何でだと思う?

歌じゃなくなるからだよ。

 

〈その3:俺、高音めっちゃ出ますアピール〉

高音厨「俺、ボカロ原キーで歌えるからw!T.M.Revolutionとか低いし西川貴教は俺よりしょぼいwww」

 

◯ね。

 

ドラゴンボールの登場人物みたいな首周りしてる西川貴教にお前ごときがマウントとれると思うな。腹筋と背筋を鍛えて出直してこい。

 

〈その4:謎のマウンティング〉

「え?ポルノのサウダージとかレミオロメンの粉雪なんて余裕でしょ?え?声出ないの?そっかそっかw普通はそうだよねwww」

 

え?何マウントとってきてるの?

知り合いにそんなことして何の得があるの?

友達減るよ?

あ、でも大丈夫か。俺、お前のこと知り合い止まりで友達認定してないし。

友達減らなくて良かったね。

 

〈その5:オク下分かってない厨〉

何だかんだよくいるのがこのタイプの高音厨。あまり他人とカラオケ行かない奴に多い。完全感覚Dreamerとかを疾走感ゼロで歌えるある意味凄い人たち。

こいつらに関しては長所が1つだけある。

それはうるさくないところ。

(あれ?これって長所なのか?)

 

・増え続ける高音厨とその対策

最近はニコニコ動画だけでなくYouTubeSNSにも歌ってみた動画がよく上がるようになった。

母集団が増加すれば必然的に迷惑高音厨も増える。

「初投稿!◯◯を歌ってみた!」とか書かれていたらこっちも良心と好奇心があるからどんなもんか試しに聴いちゃうんだけど、迷惑高音厨はそんな俺からの心意気に騒音を持って応える。

やってらんねえ。

 

そんなわけで対策を考えてみた。

 

〈その1:人身御供〉

自分で聴く前に友達に聴いてもらおう。そうすれば自分が耳を痛めることはない。

友達を失うことになるかもだけど気にしてはいけない。

 

〈その2:コメント付きの動画しか見ない〉

視聴前にコメント欄をチェックしよう。「うるさい」の文字を見つけたらそれまで。即座にブラウザバックだ。

 

〈その3:カラオケに誘わない〉

身近に高音厨がいる人向け。うるさいしマウントとってくるような奴とカラオケ行くのなんて苦痛だ。代わりに新しい友達を作ってそいつと行こう。

 

〈その4:実力でねじ伏せる〉

難易度はすごく高いけどこれ以上ない対策方法。ミックス,ヘッド,ホイッスル。あらゆる技術を身に付けてクリスタルキング田中昌之ばりの最強の高音マスターになればさすがに相手も身の程を知るだろう。

もし分かってくれないようだったらそいつはもはや人間じゃない。

猿だ。

檻にぶちこめ。

 

・結局のところ皆さんの気の持ちよう次第です

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高音厨も人間です。

僕が書いたような対策をとらなくても上手くコミュニケーションを取れれば問題は解決出来ると思います。

大事なのはやんわりと人間関係を壊さずに解決しようと思えるかどうかという皆さんの気の持ちようです。

よほどのことがないかぎり理性的な皆さんは広い心で高音厨に寛大な対応をするでしょう。

でももし我慢できないようなら僕が挙げたような対策をとってみても良いでしょう。

 

それかもうストレートに「うるせえボケ」と言ってあげよう。

それも1つの優しさだ。

 

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ネクライトーキーを聴くならコンテンポラリーな生活も聴け

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ネクライトーキーのオシャレ大作戦のMVが順調に再生数を伸ばしている。

ネクライトーキーが活動を始めたのは2017年。初見で「完成度の高いバンドが出てきたな」ていう印象を持った人がほとんどだと思う。

俺もそう。

ヴィレヴァンとかうろついてるサブカル野郎を確実に引っかける曲と歌詞、あとボーカルの声。うまいことやってるな、て思った。

それと同時に新人にしては何かこなれた感じがした。

誰か分からんけど作曲してる奴、他のバンドでそれなりにやってる奴だろ。と思って動画の説明欄見たらメンバーのところに「Gt 朝日」の文字。

 

朝日かい!

 

て思うと同時に納得がいった。

なるほど朝日廉だからこんなクオリティの高い(というか計算高い)曲作れてるんだな、と。

 

・ボカロP「石風呂」こと朝日廉

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知ってる人は知ってるだろうけどネクライトーキーのGt.朝日はコンテンポラリーな生活というバンドのフロントマンだ。

コンポラとしての朝日を知らない人でもボカロ好きな人なら石風呂という名前を聞いたことがあるんじゃないだろうか。石風呂は朝日のボカロPとしての名義である。

 

コンポラの曲は話の都合で後から貼るからまずは石風呂としての曲を聴いてほしい。


石風呂 / 少年は教室がきらいだったのだ【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 - YouTube

 

6年前の曲だけどすでにネクライトーキーと同じ雰囲気がある。

ネクライトーキーの方がよりポップになってるけどキャッチーなイントロで捕まえて、学校でちょっと浮いてる連中の心掴むような歌詞垂れ流してるのは一緒。

だからといって、

 

「じゃあ、この圧倒的キャッチーさが朝日廉の根幹にあるものなんだね!」

 

て言われるとそうでもないと思う。

 

・お待ちかねのコンポラの曲だ

ネクライトーキーとボカロ曲だけを聴くとポップ系統の曲作る人という印象が強い。

そういう人って曲のクオリティよりとりあえず盛り上げることしか考えてなさそう。

とか思う前にひとまずコンテンポラリーな生活の初期の曲を聴いてくれ。

ちなみにこの曲は2010年の曲で、石風呂としての活動が本格化したのはこれよりもう少し後。


コンテンポラリーな生活[MV] / コンテンポラリーな生活 - YouTube

 

この曲を聴けば分かるとおりロックバンドとしての土台がしっかりしている。

くるりとかフジファブリックみたいな10数年前くらいから活動してるバンドの曲と似た雰囲気がちょっとある。

朝日のルーツはポップだけでなくそういうきっちりしたロックサウンドにもあるんじゃないかな。

 

・そうは言いつつボカロの影響はやっぱり大きい

先に貼った「コンテンポラリーな生活」が8年前の曲。

で、これが4年前の曲。


コンテンポラリーな生活 / ピンポンダッシュ【MUSIC VIDEO】 - YouTube

 

そしてこれが3年前の曲。


【MV】ハスキーガール / コンテンポラリーな生活 - YouTube

 

どんどんキャッチーになってる。

 

あえて断言するけど絶対ボカロ曲作ってた影響が出てる。むしろ自分から寄せていってる。

面白いのはボカロに寄せていった割に元々持ってたロックバンドらしさが無くなってないところ。うまいことボカロを吸収したもんだ。他にそんなこと出来てるバンドとなるとヒトリエくらいしか思い付かない。

 

こういう経験があって今のネクライトーキーの曲があるのだろう。

 

・改めてネクライトーキーを聴いてみる


ネクライトーキー MV「オシャレ大作戦」 - YouTube

 

作曲者、朝日廉の変遷を辿ったうえでネクライトーキーを聴いてみると印象が少し変わると思う。

ネクライトーキーの曲はなるべくしてこのクオリティに仕上がっていることはもうお分かりだろう。一発屋がやりがちなめったやたらにキャッチーに仕上げた曲とは違う。

最近流行りの変なバンドだな、とか思って鼻で笑ってると痛い目を見るぜ。

 

・MV3ヶ月連続公開とかしてますよ

ネクライトーキーがそういう企画をやってる。第一弾として今月は「めっちゃかわいいうた」のMVが上がってた。

今月が第一弾ということは来月と再来月にも新たにMVが公開されるってこと。

やったね。年内はネクライトーキーを楽しみにしながら過ごせるね。

あと、コンテンポラリーな生活はもうすぐ10周年で12月19日にベストアルバムを出すからこの記事読んで興味出た人は買うといい。

 

〈ネクライトーキー official site〉

https://necrytalkie-official.jimdo.com

 

〈コンテンポラリーな生活 official site〉

http://1stplace.co.jp/artist/conpolife/

 

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最近の中学生って何聴いてるの?

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カラオケのデンモクで「10代に人気の曲ランキング」を見ててふとそう思った。

基本的に若い年代のカラオケランキングは流行曲とアイドルとボカロで埋まってる。複数曲ランクインしてるようなバンドはワンオクとRADWIMPSくらいしか見かけない。(あとはサンボマスターとか?)

 

もちろんカラオケのランキングを見ても10代がどんなアーティストを嗜好しているのかが完璧に分析できる訳じゃないのは分かってる。

 

でも気になるじゃん。

 

自分が中学生のころはこんなの聴いてたけど今の子は何聴いてるのかな、て。

 

ちなみに俺が中学生のときはAqua TimezSPYAIRBUMP OF CHICKENとアニソンをよく聴いていた。

アニソンはよく分かんなくなってきたけど上記の3バンドは今でも好き。

やっぱり中学生っていう一番多感な時期に聴いてたアーティストはいくつになっても嫌いにならないもんだよな。

 

・流行りの曲ばっかりで見てて楽しくない

興味本位で見といてなんだけど正直、10代のカラオケ人気ランキング見ててあんまり楽しくない。

さっきも言ったけど流行曲ばっかりだから。

コンビニやスーパーで死ぬほど聴いたわ!ていう曲ばっかり。

(LemonとシャルルとU.S.A.ばっかり歌いやがって。たまには岡村靖幸とか米米CLUBとか歌え!楽しいぞ!たぶん!)

 

そんなわけで意外性とか未知の情報がほぼない。

 

だからこそデンモクに載ってない曲で「こんなの聴いてるよ!」ていうのがあれば知りたいわけ。

 

でもそんなこと中学生に聞いたところでなかなか面白い返事は返ってこない。

その理由は単純。

 

・そもそも音楽めっちゃ聴いてる中学生あんまりいない説

 

説というより事実。

 

たまに崎山蒼志みたいな化け物もいるけど基本的に皆あんまり意識的に音楽聴いてない。

俺も実家のテレビがたまたまCS映ってたからMUSIC ON! TVとか見てただけで、もしそうじゃなかったらたぶんアニソンしか聴いてなかっただろう。

 

部活は毎日あるし、勉強の量も小学校よりかなり増える。皆思春期真っ盛りだから喧嘩にイジメに大忙し。そしてもちろん遊びにも大忙し。

よっぽど興味がなければ受動的に聴きうる流行曲以外に音楽なんて聴かない。

 

中学生なんてそんなもん。

 

・なんて言われてますがどうですか?中学生の皆さん

色々くっちゃべったけど結局全部俺の主観によるものです。

実際のところどうなのよ?

意外と何か面白い曲聴いてたりするんじゃないの?

そういうのがあればマジで教えてほしい。

 

まだ20代の俺が言うのも変だけどやっぱり感性若くありたいんだよ。

 

オラに若い成分を分けてくれ。

 

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実力派バンドってのはこういうバンド─Suspended 4th─

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Suspended 4th知ってる?

コードじゃないよ。

バンドの名前だよ。

質問しといてなんだけど、俺はつい最近まで知らなかった。

知り合いから急に「知ってる?」て聞かれて知らねぇなあと思ったので検索して初めて知った。

 

・圧倒的な演奏力


ストラトキャスター・シーサイド / Suspended 4th - YouTube

 

何だこのバカテクバンドは。

 

第一印象はこれ。

て言うかこれしかない。

 

イントロからベースがめっちゃ刻みまくるの滅茶苦茶かっこいい。出だしからすごい指疲れそうなことしてるのにその後もえげつない演奏してるのも評価高い。

こういう上手いベーシスト見てるとこの人(良い意味で)変態なんだろうな、て思う。半端なくベース好きじゃないとこんなに上手くなれないよ。

ドラムも超上手い。というかリズム感が生まれつき優れてるんだと思う。俺にもそのリズム感1割でいいからくれ。いや、くださいお願いします。

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(Dr.担当のデニス氏)

こんなんもう見た目からしてリズム感抜群やん。

 

俺は基本的にリズム楽器大好きだからドラムとベースのことばっかり書いちゃったけどギターももちろん凄い。カッティングがセンスあるしかっこいいね。

あとVo.ワシヤマカズキの声が良い。最近のバンドのボーカルって声高くてなんならちょっと歌い手臭い人が多いけどワシヤマさんの声は歪んでてなかなかに渋い。これぞロックって感じがビシビシ伝わってくる。

 

最近のバンドの話をさせてもらうと偏見かもしれないけどファンと言うか聴衆に媚びてる感じのバンドが多い気がする。

「媚びてる」っていうのは「こうすればウケるでしょ」ていうのをMVや楽曲の中で実践してるってこと。ただ、それ自体は悪いことじゃないと思う。むしろ狙ってそういうこと出来るのは頭良い証拠。ヤバTのこやまさんとかポルカの雫さんとか絶対頭良い。YouTubeでMV見てるとどっちも面白い。ヤバTもポルカも好きな俺は見事に彼らの術中にハマってる。

そういう観点で見るとSuspended 4thは完全に実力で勝負しにきてる。一昔前のバンド、て雰囲気がして個人的に凄く魅力を感じる。

 

ところで曲名がポルカテレキャスと似てるしMVのフォントも他の曲と違うし、もしかして(もしかしなくても)わざと?

 

・たぶんこっちが本来のSuspended 4thなんだろう


INVERSION / Suspended 4th - YouTube

 

ストラトキャスター・シーサイドより前に公開している曲を聴いてみた限りではこのINVERSIONがSuspended 4th本来の姿なんだろうと思う。

ストラトに比べて勢い抑え目なので演奏が聴きやすい。改めて「この人たち技術力が半端ねえ!」て実感できる。

 

・路上ライブに力を入れているらしい

そんなバンド俺は聞いたことない。

けど実際に検索してみると路上ライブの映像ばかり出てくる。

バンドってたいていライブハウスで活動してるもんだと思ってた。人気になるようなバンドは特にそう。

最近のバンドと違うところは曲調だけではないというわけだ。

 

・Suspended 4thはたぶん流行る

こういうバカテクバンドは流行る。

昔だったら動画サイトとかSNSが普及してなかったから路上ライブばっかりしてるバンドは目立ちにくかっただろうけど今はそうじゃない。YouTubeストラトキャスター・シーサイドやINVERSIONのMVを見た高校生とか大学生のバンドマンは確実にハマるしコピーしたがるだろう。

バンドマンの間で流行るバンドはそのうちバンド好きの間で話題になるし、そうなると普段バンド聴かないような人にも知られるようになる可能性が高まる。八十八ヶ所巡礼とかニガミ17才みたいにクセが死ぬほど強いわけでもないから確実に一般ウケすると思う。

 

人気が出てから曲調がマイルドになったり聴衆に寄せていくバンドは結構いるけどSuspended 4thはどうなんだろう?

どうやったらウケるか考えてるタイプのバンドじゃなさそうだしほとんど変化しないんじゃないかな、というのが俺の印象。

 

皆さんはどう思いますか?

 

て聞かれても分かんないよね。

じゃあ、とりあえず今後も一緒にSuspended 4thに注目していこうよ。そうすれば自ずと分かることだ。

それにこんな実力派バンドはなかなかお目にかかれないし目を付けとかないともったいないよ。

 

〈Suspended 4th official site〉

http://suspended-4th.com

〈Suspended 4th Twitter

https://twitter.com/Sus4_official?s=09

 

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─曲の世界に引き込まれる─ササノマリイを聴こう

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ササノマリイとは

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ササノマリイは元ボカロPで現在はぼくのりりっくのぼうよみなど様々なアーティストに楽曲提供を行っているシンガーソングライターである。

ボカロP時代の名前は「ねこぼーろ」。

「あっ、聴いたことある」というボカロファンもいるのではないだろうか。

 

・ハイセンスの極み「共感覚おばけ」

共感覚おばけとはYouTubeで100万回以上再生されている彼の代表曲である。


共感覚おばけ / ササノマリイ(sasanomaly) - YouTube

 

何というか凄まじいの一言につきる。

映像しかり楽曲しかり、怒濤の勢いで情報が入ってくる。

 

個人的には打ち込みのドラムが良い仕事していると思う。スネアが変化しないからメロからサビに入って急に音が分厚くなっても曲の表情がほとんど変わらない。

 

・3時間

この曲の製作時間は作詞作曲合わせて3時間。スランプの中、仕事の都合でとりあえず何か作らなきゃいけなかったから作ったそうだ。

曲はサンプリングで作っているそうだけど歌詞まで作ってることを考慮すると相当早い。

そもそも「とりあえず」でこんな曲作れるなんて才能感じない?

感じるよね?

ちなみに作った本人は聴かせた相手に「いいね」て言われて驚いたらしい。(そんな曲持ってくるくらいスランプだったのね)

 

ササノマリイみたいな聴きやすい曲は他に無い

では話の前に2曲ほど聴いてもらおう。


戯言スピーカー/ ササノマリイ (sasanomaly) - YouTube

 


ササノマリイ(sasanomaly) 『歩道橋と走馬燈』Music Video - YouTube

 

すごく聴きやすい。

始まってから終わるまで「曲の雰囲気だいたい分かったしもういいか」と曲を停止する意志が生じない。

それくらい曲の世界に引き込まれる。

 

理由はササノマリイの曲の2つの特徴にある。

 

1つ目はササノマリイの淡々とした歌い口調。メッセージをがっつり叩きつけてくる歌よりパワフルじゃない分、聴いていてストレスを感じにくい。

そのくせ歌詞そのものはメッセージ性に溢れているのが憎い。

 

2つ目はサンプリングというスタイルを生かして曲の余韻を残さないところだ。普通に生の音源を用いている曲なら楽器の音が残って名残惜しい感じになる。

だが、ササノマリイは容赦なく音を切る。

終始曲に引き込まれるのに曲が終われば唐突に現実に戻される。

 

「それって普通マイナスじゃない?」と思うだろう。

しかしこれが意外な効果をもたらしているのだ。

 

余韻が無いということは、もう一度聴かないと心地良い曲の世界に入れないということだ。結果、何度も何度もリピートすることになる。

そうなるともうササノマリイの世界からは逃れられない。

 

俺もこの記事を書くにあたってササノマリイの曲を聴き直してるんだけどヘビーローテーションが止まらない。

たぶんゴールド・E・レクイエムに殴られたディアボロはこんな感じなんだろう。

抜け出せねえ。

 

・もっと評価されてほしい

こんな記事書いてるくらいだから分かるだろうけど、俺はササノマリイに才能と魅力を感じてる。

最近話題のEveやぬゆりみたいな新興のボカロPに劣るところは何も無い。

なのに全然注目されないのはおかしいじゃないか。

 

この記事を読んで少しでも「ササノマリイ、良いじゃん」と思った方は家族や知り合いにぜひ勧めていただきたい。

 

ササノマリイ official site〉

http://sasanomaly.com/sp/index.html

 

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何年かぶりに中孝介を聴いてみて思ったこと

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先日、友人と一緒にカラオケ行ってデンモクいじってたら「20代の人気曲ランキング」の一番下に中孝介の「花」が表示されていた。

俺は謎の感動を覚えた。

 

感動しすぎてちょっと笑った。

 

米津玄師や星野源がヒット曲を量産したり、DA PUMPが変な曲出してバカウケしてるような時代に中孝介の名前を見ることになるとは思わなかった。

 

ちなみに友人に「ほら、中孝介おるよ」て言ったけどこの感動は伝わらなかった。

そもそも友人、中孝介を知らなかった。

ちくしょう。スキマスイッチばっかり聴きやがって。

 

・感動ついでに久しぶりに曲を聴いてみた


中 孝介 『花』Music Video 2016ver. - YouTube

 

マジで久しぶりに聴いた。

たぶん小学生か中学生のころ以来。

あの頃は何も意識せずに聴いてたから「歌うま~い」くらいしか思わなかった。

The 子供。

 

でも妙に知識がついた今聴いてみると感想もそれっぽいこと言える。

 

沖縄にしろ奄美大島にしろ民謡が根付いている地域出身の歌手はやっぱり歌がうめえ。裏声の使い方が上手だし独特の響きがある。

とかね。

(あれ?普通の感想に根拠付けしただけじゃね?)

 

まあ、とにかく歌が良い。この手の歌は有無を言わさず人を感動させる魅力がある。

好き。

 

・たまには懐古してみるのもいい

子供のころ聴いてたけど大人になってから聴かなくなったアーティストとか曲って誰しもあると思う。

たまにはそういうものを聴き直すのもいいんじゃないだろうか。

新しいものばっかり追いかけてるとマンネリ化してきたりするからね。

 

実際、俺が高校生のときラウドロックにハマってたころは聴けば聴くほど「あれ~?皆おんなじじゃない?」とか思ってゲンナリする時期があった。

そういうときにバンプとか聴くと良い気分転換になったりした。

(気分転換以外に自分の感性とか知識がどれだけ成長しているかの確認にもなるね)

 

以上、久しぶりに中孝介を聴きながら思ったことでした。

 

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