ネクライトーキーを聴くならコンテンポラリーな生活も聴け
ネクライトーキーのオシャレ大作戦のMVが順調に再生数を伸ばしている。
ネクライトーキーが活動を始めたのは2017年。初見で「完成度の高いバンドが出てきたな」ていう印象を持った人がほとんどだと思う。
俺もそう。
ヴィレヴァンとかうろついてるサブカル野郎を確実に引っかける曲と歌詞、あとボーカルの声。うまいことやってるな、て思った。
それと同時に新人にしては何かこなれた感じがした。
誰か分からんけど作曲してる奴、他のバンドでそれなりにやってる奴だろ。と思って動画の説明欄見たらメンバーのところに「Gt 朝日」の文字。
朝日かい!
て思うと同時に納得がいった。
なるほど朝日廉だからこんなクオリティの高い(というか計算高い)曲作れてるんだな、と。
・ボカロP「石風呂」こと朝日廉
知ってる人は知ってるだろうけどネクライトーキーのGt.朝日はコンテンポラリーな生活というバンドのフロントマンだ。
コンポラとしての朝日を知らない人でもボカロ好きな人なら石風呂という名前を聞いたことがあるんじゃないだろうか。石風呂は朝日のボカロPとしての名義である。
コンポラの曲は話の都合で後から貼るからまずは石風呂としての曲を聴いてほしい。
石風呂 / 少年は教室がきらいだったのだ【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 - YouTube
6年前の曲だけどすでにネクライトーキーと同じ雰囲気がある。
ネクライトーキーの方がよりポップになってるけどキャッチーなイントロで捕まえて、学校でちょっと浮いてる連中の心掴むような歌詞垂れ流してるのは一緒。
だからといって、
「じゃあ、この圧倒的キャッチーさが朝日廉の根幹にあるものなんだね!」
て言われるとそうでもないと思う。
・お待ちかねのコンポラの曲だ
ネクライトーキーとボカロ曲だけを聴くとポップ系統の曲作る人という印象が強い。
そういう人って曲のクオリティよりとりあえず盛り上げることしか考えてなさそう。
とか思う前にひとまずコンテンポラリーな生活の初期の曲を聴いてくれ。
ちなみにこの曲は2010年の曲で、石風呂としての活動が本格化したのはこれよりもう少し後。
コンテンポラリーな生活[MV] / コンテンポラリーな生活 - YouTube
この曲を聴けば分かるとおりロックバンドとしての土台がしっかりしている。
くるりとかフジファブリックみたいな10数年前くらいから活動してるバンドの曲と似た雰囲気がちょっとある。
朝日のルーツはポップだけでなくそういうきっちりしたロックサウンドにもあるんじゃないかな。
・そうは言いつつボカロの影響はやっぱり大きい
先に貼った「コンテンポラリーな生活」が8年前の曲。
で、これが4年前の曲。
コンテンポラリーな生活 / ピンポンダッシュ【MUSIC VIDEO】 - YouTube
そしてこれが3年前の曲。
【MV】ハスキーガール / コンテンポラリーな生活 - YouTube
どんどんキャッチーになってる。
あえて断言するけど絶対ボカロ曲作ってた影響が出てる。むしろ自分から寄せていってる。
面白いのはボカロに寄せていった割に元々持ってたロックバンドらしさが無くなってないところ。うまいことボカロを吸収したもんだ。他にそんなこと出来てるバンドとなるとヒトリエくらいしか思い付かない。
こういう経験があって今のネクライトーキーの曲があるのだろう。
・改めてネクライトーキーを聴いてみる
ネクライトーキー MV「オシャレ大作戦」 - YouTube
作曲者、朝日廉の変遷を辿ったうえでネクライトーキーを聴いてみると印象が少し変わると思う。
ネクライトーキーの曲はなるべくしてこのクオリティに仕上がっていることはもうお分かりだろう。一発屋がやりがちなめったやたらにキャッチーに仕上げた曲とは違う。
最近流行りの変なバンドだな、とか思って鼻で笑ってると痛い目を見るぜ。
・MV3ヶ月連続公開とかしてますよ
ネクライトーキーがそういう企画をやってる。第一弾として今月は「めっちゃかわいいうた」のMVが上がってた。
今月が第一弾ということは来月と再来月にも新たにMVが公開されるってこと。
やったね。年内はネクライトーキーを楽しみにしながら過ごせるね。
あと、コンテンポラリーな生活はもうすぐ10周年で12月19日にベストアルバムを出すからこの記事読んで興味出た人は買うといい。
〈ネクライトーキー official site〉
https://necrytalkie-official.jimdo.com
〈コンテンポラリーな生活 official site〉
http://1stplace.co.jp/artist/conpolife/
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