日本語スクリームがダサいかどうかはAzamiを聴いてから決めろ
スクリーム使ってるバンドのほとんどが英詞を歌っている。そもそも日本語がハードスタイルの曲に合わないので当然の選択だ。
でも日本語スクリームには日本語スクリームなりの利点があると思う。
例えばリズム感では英語に劣るけどメッセージ性なら日本語スクリームの方が絶対上だ。だって日本のバンド聴いてる人って9割9分9厘日本人じゃん。その中で高速で英詞まくしたてられて意味理解出来る人がどれくらいいるか考えたらほぼいないでしょ。その点、日本語ならよっぽど特殊な使い方されない限りたいてい聞き取れるし意味分かるよね。何より英語スクリームばかりの現状で日本語スクリームを使うとそれだけで1つのバンドの特徴になる。
そんなこんなで英語を使う理由はあっても日本語を使わない理由は無いはずだ。
そうは言っても日本語スクリームってやっぱりダサくない?
という意見もあると思うので実際に日本語スクリームを使っているバンドで個人的に好きなバンドを1組ご紹介しよう。
え?
マキシマムザホルモンかって?
ホルモンは言葉の使い方が独特すぎるので今回はナシで。ていうか紹介しなくても皆知ってるでしょ。
今回紹介するのはハードコア日本語スクリームバンド、Azamiだ。
【さっそく曲を聴いてみよう】
はい。出だしから日本語スクリームです。これ以上ない具体例ですね。
日本語スクリームがダサいうんぬんていう意見が出てくる理由って日本語だから意味が分かってしまうところにあると思う。
あえて言おう。
ダサい日本語スクリームがあるとすればそれは歌詞がダサい。
別にスクリームじゃなくてもダサい歌詞はダサい。スクリーム使っちゃうとそれが悪目立ちする。さらに歌のダサさを演奏がカバー仕切れていないともう終わりだ。頭悪い中学生だって即行ミュートする。
そのあたりを気にしながら聴いてるとAzamiの曲はすごくバランスがとれてる。日本語で激しいこと言うと多少はダサさが出るけど演奏と組み合わせて聴くとテンション上がる。日本語スクリームがダサい理由は歌詞にあるとは言ったけど最終的に曲全体がダサくなるかどうかは結局のところ上手く仕上げる技術があるかないかだと思いますよ。
バランスと言えばスクリームとクリーンの配分もちょうどいい。 たまに「ついてこれる奴だけついてこいや」と言わんばかりにスクリーム使いまくるバンドがあるけどAzamiはきちんと要所要所でクリーンとスクリームを使い分けてる。ここの歌詞はスクリームの方が盛り上がるとかしっかり考えられてると思う。普通に聴きやすいのでスクリーム使っているバンドを聴き始めた人におすすめしたい。
曲もかっこいい。ドラムの手数多くて激しくていかにもハードコアという感じだけどラウドさもある。スクリームしてるバンドがメタルコアばっかりだと思っている人に聴かせてあげたい。たぶん受け入れやすいはず。
【Azamiってもしかしたら超有望株なのでは?】
こうして見るとAzamiは日本語スクリームという個性を持ってるしスクリームに慣れてない人でも聴きやすいバンドってことになる。
何そのマッチポンプみたいな感じ。
最強じゃん。
ちなみに↓
SUPER BEABERの渋谷龍太がこんなこと言ってるし気になる人はぜひライブをチェックしてみてはどうでしょう。
そんなわけで日本語スクリーム使っているバンドにもこういう良いバンドがあるぞ、という話でした。
ではでは。
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ホームアローンのカルキン君がやってるイカれたバンド─ピザ・アンダーグラウンド─
今週と来週の2週連続で金曜ロードショーがホームアローンとホームアローン2を放送するそうだ。(この記事を書いた日は2018/12/12でした)
またかよ。
ホームアローン毎年やってない?
冗談抜きで年一で見てる気がする。
おかげでさして映画好きでもない俺でも下手したら二桁回数くらい見てる思い出の映画になってしまった。
そんな何度見ても面白いホームアローンなんだけどさすがにもう飽きてきた。
どうせ見るなら何か新しい関連情報がほしい。
そう思った俺はさっそく主役のマコーレー・カルキン君の名前をGoogle検索してみました。
【カルキン君の現在】
マコーレー・カルキン君の現在の姿がこちら。
は?
可愛さゼロじゃん。(アラフォーだし当然と言えば当然)
こんなのもうカルキン君じゃなくてカルキンだよ。
歳月の経過って残酷ね。
あんまり深く調べたら余計にがっかりしそうな感じがするからさっさと本題に入ろう。
新情報を求めて調べた結果、彼はちょっと変わったバンドを組んでいることが分かりました。
その名もピザ・アンダーグラウンド。
【これがカルキンのピザ・アンダーグラウンドだ!】
歌詞に「ピザ」と「チーズ」出てきすぎ。
あとMVの世界観どうなってるの?下手な新興宗教より異様なんだけど。
いちおうバンドのコンセプトを説明しておくとヴェルヴェット・アンダーグラウンド(ロックの殿堂入りを果たしている偉大なバンド)というバンドのカバーバンドだそうだ。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのことはよく分かんないけど歌詞をこんなにチーズまみれにしたら熱心なファンは絶対怒るに決まってる。
実際低評価の割合がすごく高い。
こうなると分かっててやってると考えるとマジでイカれてる。神経が太いとかいうレベルじゃない。カルキン人生楽しみすぎ。
「ほとんどの単語はスライスとチーズに置き換えられる」
そもそもの始まりはカルキンを始めとするピザ・アンダーグラウンドの面々がこの事実に気づいてしまったことにあるらしい。(目の付け所がおかしいと思うんですけど)
もちろん冗談のつもりだったそうなんだけど実行に移すあたり冗談のレベルが高い。
こういう行動力だけはちょっと見習いたい気がする。
このままだと変なコメディバンドという印象を持たれかねないので良い情報を1つ載せておくと、ライブ行ったらピザをふるまってくれるそうです。
ピザ好きの皆さんはぜひアメリカまでライブを見にいってはどうでしょうか。
ちなみに俺はピザ苦手なので絶対行きません。
【現在のカルキンを見たところで】
ピザ・アンダーグラウンドを見たうえでホームアローンで30年前のカルキン君を見てみよう。
いつもよりちょっとだけ楽しく見れることうけあいである。
「こんな可愛らしい少年がピザとチーズ連呼するイカれたバンドやるのか。ある意味ロックじゃん」
そんなことをしみじみ考えながら俺もホームアローンを見ようと思います。
ではでは。
〈おまけ〉
カルキンがピザを食べるだけの動画
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【お知らせ】お久しぶりです【重要】
色々と考えた結果、移設先のサイトで公開している記事のいくつかをはてなブログの方でも公開していくことにしました。もちろん全てではなく数本のうちの何本かを公開していくつもりです。毎日こちらのブログを一定数見ていただいているようなので僕なりの配慮です。(偉そうな物言い申し訳ありません)
本当は新規サイトに記事を読みに来てほしいです。
新規サイトはあまり閲覧が無く正直さみしいです。
唐突ですが日本人の孤独死は多いそうですよ。
大変ですね、日本社会。
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これちょっと感動モノだぜ?─Charlotte de Witte─
EDMフェスのステージを見て感動したことありますか?
俺は先日たまたまTomorrowlandの映像を漁っていて生まれて初めて感動した。
今までにもかっこいいとかお洒落だとかそういう感想を抱いたことはあったけど感動とまではいかなかった。そんな俺だが先日作業がてらCharlotte de Witte(以下シャーロット)のステージを見て感動した。こんなことがあるのかと興奮した。
まあとりあえずステージを見てほしい。
すごい。
このステージは異常だ。
Tomorrowlandはご存知の方も多いと思うが世界最大のEDMフェスである。
もう一度言おう。
EDMフェスである。
プレイ中にドラッグでバッキバキにキマってしまったことで有名なデヴィッド・ゲッタや客席にケーキをぶちこんでトランポリンで跳び跳ねる冷凍人間スティーブ・アオキ、破天荒セレブ界不動のエースことジャスティン・ビーバーとも交流のあるマーティン・ギャリックス。こんな頭が沸騰しそうな面々が軒を連ねて心臓にめちゃくちゃ悪そうなシンセ音をスーパーテクニックで奏でまくるEDMフェスがTomorrowlandである。
そこにきてのシャーロット。彼女が流す曲は最近流行のEDMとはかなり異なる。端的に言えばゴリゴリのテクノをかけている。
もうこの時点でヤバい。例えるなら最新のスマホを陳列している棚に突然PHSが置いてある。そんな感じ。異質すぎる。
輪をかけてこのステージが異常であると指摘したいのは時間帯が昼間であるところだ。Tomorrowlandは夜がふけてからも続く。というかダンスミュージックの祭典である以上本番は夜である。そのため客達は昼間のステージにはあまり注意を向けないはずだが映像を見る限りめっちゃ盛り上がっている。しかも目が覚めるような曲調ではなくキックとハイハットが目立つ超シンプルな直球のテクノサウンドが延々一時間流れ続けているのに客はしっかり楽しんでいる。
なんだこの状況。
感動を超えてもはや怖い。
誰か助けてくれ。
【直球のテクノを聴きたい方にオススメです】
何だかんだ言ってもここまでのグルーヴ感を生み出せるのはシャーロット自身の実力が高いからです。単調なものほど聴かせるのは難しい。
上質なテクノを聴きたい方、EDMのノリについていけない方、そんな方々にシャーロット・ドゥ・ウィッテを俺は強くオススメします。
昨年Tomorrowlandに出演し今年も活躍が期待される彼女。何かの拍子に日本に来ないともかぎらないので注目してはいかがでしょうか。
ではでは。
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うるさいと思ったら負けな爆音バンド─ホロ─
俺は地方民なのでたいていのアーティストのことはYouTubeにあげられているMVを見て知ることが多い。
YouTube様は偉大だ。あるアーティストのMVを見てると「え?誰これ?」てなる別のアーティストのMVを勧めてくる。この機能、大多数の人は邪魔だと思ってるかもしれないけど俺は有意義に利用してますよ、YouTube。
今回紹介するバンド、ホロはもともと知人から「ホロっていう和ロックバンドがイチオシ」と聞いていたので名前だけは知っていた。
でも楽曲を聴いたのは鳴ル銅鑼の記事を書くためにYouTubeを徘徊していてたまたま関連動画にMVが現れてからだった。
まあ、何はともあれ楽曲を聴いちゃったしせっかくだから記事を書こうと思う。
(本題に入る前に、とりあえずYouTube様GJ。そしてイチオシしてた知人、センスあるね。)
・MVの音量がでかい
ホロ / アレグロ[OFFICIAL MUSIC VIDEO]Full ver. - YouTube
音量がめちゃくちゃでかい!
イヤホンで聴くときは普段聴いてる音量より下げないと耳がダメになる。
「関西代表 和製轟音ギターロックバンド」を自称してるのは伊達じゃない。ライブの音がでかいのはまあ当たり前なんだけど、MVまで音をでかくしてるのはかなり気合い入ってる。
しかもただでかい音を鳴らしているだけじゃないところが凄い。ギターの主張が激しいのに全体的な調和が取れている。ギターロックバンドとしてのレベルは相当高い。
そしてベースは音がとてもシンプル。もちろんかっこいいフレーズを弾いているけどあまり目立たない。だからこそ曲をうまく引き立てているんだろう。そういうベース、俺は好きです。
歌も印象深い。The 日本語バンド、て感じの歌詞。日本語歌詞に拘りを持っているアーティストの歌はたいてい独特な響きがあって好きなんだけどホロももちろん好き。高音を織り混ぜながら叙情的に歌うから情景が浮かんできやすい、なんて人も結構いるんじゃないだろうか。
・爆音で音楽を聴かせるという行為
これ、きちんと考えてやっているのかは分からないけど絶対正しい。
雑音そのものみたいな曲でなければ普通は爆音で聴くと魅力は増す。夜の本気ダンスのWHERE?とかまさにそんな感じ。出だしからアホみたいに大きな音で圧倒してくる。
爆音で「おお!なんか凄い!」と思わせたらあとは曲そのもののクオリティの問題。
後から冷静に聴いてみて高評価できるような曲なら勝ち確。一度食いついたファンはもう離れないだろう。
それで言えば上述のようにホロの曲はクオリティが高い。MVの再生回数おかしいだろ、と思うくらい高い。そんなクオリティの高い曲を爆音で演奏しているホロの行動は間違っていない。
そんなわけで初見くん。
MVを見て「こいつらうるせえ!」と思った時点で君の負けだ。
もうホロの曲を聴くしかない。
そういう運命。
諦めろ。
・でも正直知名度はまだまだ低い
正しい選択をしているのに知名度が低いのは純粋に発信力の低さが原因だろう。
今どきどのバンドも皆MVやライブ映像をYouTubeに投稿してるしSNSも利用してる。メジャーレーベルや事務所に所属していない以上、同じことをやってたらどれだけ実力があっても埋もれる。(面白おかしくやれるコミックバンドとかキャラが濃いV系は違うかもだけど)
それが現実。
それって辛くない?
そう思ったそこの君。
君がやるべきことはただ1つ。
友人知人にホロを布教しよう。
やり方は簡単、CDなりMVなりを聴かせて「ホロすげえ」とSNSで発言させるだけ。
どう?簡単でしょ?
俺のアホな知人にも出来たんだから大丈夫。君にも出来るさ。
〈ホロ official site〉
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もはやセンスの暴力─ニガミ17才─
・センスが殴りに来る
圧倒的なセンスの持ち主が暴走したらこうなる、ていうのを体現しているバンド。
それがニガミ17才だ。
王道ロックとか正統派ロックって言われてるバンドしか聴いたことないのに音楽語っているイキリ音楽ファンに聴かせてやりたい。
たぶん曲が終わる頃にはそいつはVo.岩下のセンスにマウントでタコ殴りにされて虫の息になっているだろう。
イキリ音楽ファンよ、震えて眠れ。
・とにかく聴いてて気持ちいい
延々同じフレーズが繰り返されるのがニガミ17才の特徴なんだけど、これが聴いてて最高に気持ちいい。
まだ曲を聴いたことがない人はとりあえず聴いてみよう。
AメロとかBメロとかがはっきりしてない。なんか気づいたら変化してサビに入っている。
どういう思考回路してたらこんな曲作ろうと思えるんだろう?
変化がゆったりしていてグルーヴ感が徐々に高まっていくような曲って普通はシティポップみたいになるんじゃないの?
何がどうなってこんな不思議な曲に仕上がっているのかマジで理解ができない。
・サブカル好きは確実にハマる
謎のグルーヴ感と訳の分からない歌詞。ニガミ17才みたいなバンドは絶対サブカル界隈でもてはやされる。
サブカルチャーといえば本来こういう得体の知れないナンセンスなバンド音楽が中心のはずだからね。
疑ってるのならサブカル厨の巣窟ことヴィレッジヴァンガードに行ってみろ。今なら確実にCD置いてあるから。
・サブカル好き以外にも聴いてほしい
特に上述したタイプのイキリ音楽ファン。
そういう人達に「こういう音楽もありなんだ」と知ってもらいたい。
確かに変なバンドだし、一般ウケしないかもしれない。でも曲のクオリティは君達が好んで聴いているようなメジャーバンドと同じくらい素晴らしいものだから。
聴いて損することは無いと思うよ。
〈ニガミ17才 official site〉
(余談)
平沢あくび好き。MV2曲続けて動画のサムネに平沢あくび単体で持ってくるの卑怯だと思います。見ちゃうじゃん。
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